会報 第6号(令和元年11月発行)

 本町の未来を託せるセントラル開発地区も日を追って工事が進み、来年9月に開業が予定されている中心核施設「ららぽーと」の鉄骨の威容を見ますと、素敵な暮らしの夢が膨らんで来ます。
本会報も既に5回にわたり、町政の話題について正しい情報をお届けし、それなりにご評価を頂けるようになりました。前回の会報第5号は、9月町議会で特に注目された「山田達郎議員」の一般質問を中心にご報告しました。町政では相変わらず「常識では考えられない出来事」が続いていますので、その後の状況と最近の話題についてお知らせします。

会報第5号までの主な話題、その後の状況

1.町長選挙活動収支報告書はデタラメか

①一般寄附関係の記載がない。
②事務所費の記載がない。
 これは間違いではないかと、会報第3号・会報4号で指摘したが、未だに修正されたとは聞こえてこない。
⇒ 遵法精神が低く、自分の間違いを認めないのか

2.自分の勝手な試算で根拠がなかった、道の駅建設費40億円

 道の駅建設費40億円はウソではないかと、会報第3号・会報4号で指摘して来たが、9月町議会で山田達郎議員の一般質問に、「道の駅建設費は、財源が調整されていない段階であった(財源は1円も確保されていない状況)」との答弁があった。井俣町長のマニフェストにかかる財源は総額11億7千万円と見込まれているが、まさに道の駅建設費40億円をあてにすることが出来なくなった。町長マニフェストの実現には、今後、国・県補助金の獲得、起債(借金)を活用していくとのこと。
⇒ 町長マニフェストの財源確保は借金か。とんでもない「ウソ」ではないか

3.役場駐車場の独占使用

 役場正面の駐車場は、本来町民が優先であるべきなのに、町長がマイカ-をいつも 駐車している。これは如何なものかと、会報第3号で指摘して半年以上経つが、いまだに駐車している。

⇒ 障がい者、高齢者、親子連れの来訪者に譲る弱者支援の気持ちはないのか

4.職員の長時間勤務

 最近話題の働き方改革の高まりに逆行して、役場庁舎の照明が夜遅くまでついている。町長が何をしているか分からないが、夜遅くまで帰らないことも起因しているようだ。改められた気配はなく、職員がバテて倒れないか心配される。
⇒ 町長が毎夜残業することはあり得ない。ワークライフバランスの推進、業務改善が必要では

最近話題の不思議な出来事

1.財源不足で和合保育園の建替え中止

 現在の保育所整備計画で本年予定されていた和合保育園の建替えが中止となった。今後、公共施設長寿命化計画の中で検討するとのことだが、いまのところ、和合保育園の建替えはいつになるか分からない。これは、財源として予定されていた旧上城保育園跡地の売却を中止したため、売却益の2億数千万円があてに出来なくなったことも起因しているようだ。今後、旧上城保育園の園舎取壊しと跡地の全面公園化に、更に数千万円の予算が必要になってくる。
⇒ 厳しい財政の中、子育て環境の向上で何を優先すべきか。議会・関係住民に丁寧な説明が必要では

2.廃止した旧諸輪保育園のドタバタ劇

 廃止した旧諸輪保育園は、本来昨年7月に園舎を取壊し借地は地主に返却する予定で、園舎取壊しの予算が計上されていた。すでに老人福祉施設をいこまい館に移設・整備したのにかかわらず、旧諸輪保育園を老人福祉施設として活用しないかと、今年9月まで老人クラブ連合会に諮問してきた。当該地は借地である上、敷地内に送迎バスが入れない、グラウンドゴルフには手狭であること等で、同連合会は転用しないとの結論に至った。結局、9月町議会に旧諸輪保育園の園舎取壊しに約3,200万円の追加補正予算を提出するという不手際を起こした。
 行政による事前調査により老人福祉施設への転用は不向きだと判断できなかったのか。1年8か月間にわたり、地主に支払われる借地料約540万円(税金)はムダ金である。

3.突然出てきた特別教室のエアコン設置

 学校の普通教室へのエアコン設置は、国の補助金を含め整備は6月までに終えた。ところが、突然、9月町議会に特別教室エアコン設置の補正予算(設計委託料)が提出された。しかも総額約4億円で、国・県の補助金は受けられず整備するとのこと。今後、町議会に補正予算を計上し、全額町費で施工するという。財源はどこにあるのか。
 今年10月からの消費税率の引上げは誰もが分かっていた。なぜ、普通教室と同時に施工しなかったのか。労務単価4.1%の引上げのほかに、消費税分だけでも800万円の損失となる。

令和2年度重点事業まだ検討中

1.町制施行50周年(来年4月)記念事業いまだ検討中

 まちの周年事業は、歴史を振り返るとともに未来に夢をつなぐ大きな節目の記念事業である。どの市町も時間をかけて計画し盛大に実施しており、住民も大きな期待をしている。記念日まで半年余となった現在、何も決まっていないとは、理解できないことである。

2.「ららぽーと」のバスターミナルの事業費は分からない

 私たちの夢をつなぐ「ららぽーと」は順調に工事を進めているが、9月町議会で山田達郎議員の一般質問に、「バスターミナルについては、詳細な調整を進めているが、事業費については決まっていない」との答弁であった。オープンまで一年を切ったこの時点では、想定外で信じられないことである。

3.総合計画の策定、大幅に遅れているのでは

 市町村は、10か年をスパンとする総合計画を策定して計画的なまちづくりを進めている。この総合計画は、自治体の最高位に位置する計画であることから、どのまちも2年余の時間をかけて策定している。本町は、現在令和2年を最終年度とする第5次総合計画に基づきまちづくりを進めているが、第6次総合計画の策定では住民意向調査は行われたものの、今後、総合計画審議会が開催されるという状況である。大丈夫か。

将来や全体を考える視点が不可欠。これでは町の将来が心配される

1.経常収支比率89.1%は健全財政か

 町長マニフェストの財源は、国・県補助金の獲得、起債(借金)の活用とともに、約13億円/年の投資的経費から財源を確保したいとのこと。本町は経常収支比率が89.1%で、経常収支比率が90%に近いということは、財政硬直化が進み新規投資に余裕がない状況にある。
 また、本年は地方交付税も約8,500万円減額され、今後も減額される方向だとのこと。新規事業の補助金も国・県とのパイプが希薄なことから採択される可能性が低くなっている。

2.貯金と借金をあてにした放漫経営

 道の駅建設費40億円があてに出来ない上、旧上城保育園跡地の売却益2億数千万が見込めなく、予算編成において財政調整基金(貯金)の取崩しが続いている。平成30年度末に約11億9千万円あったものが、10億4千万円とすでに1億5千万円も使った。財政調整基金(貯金)の目標は15億円と言いながら、自然災害等の備えに大切な財政調整基金(貯金)を取崩す施策が続きそうである。

礎の会に寄せられた意見・問合せ

  • 意見
    職員に様々な規律を求めながら、役場正面の駐車場に町長がマイカーを駐車していること、また勤務時間中に、町長・副町長が離席し喫煙していることに納得できない。
  • 意見
    昨年12月の副町長就任時に、定年まで残り4か月の課長が部長級に昇任した。今年4月には同期採用でただ一人だった課長が部長級に昇任し、更に年齢序列による部長級への昇任もあった。能力・成果は問わないのか、こうした登用に失望した。
  • 問合せ
    東郷町の与党はどこですか?

    回答
    公開されている資料によりますと、日本共産党ホームページ「日本共産党が与党の自治体」の中に、次のような記載があります。
  県 名 自治体名 首長氏名 発足年月日 形態 任期満了日
37 愛 知 東郷町 井俣 憲治 2018.05.20 支援 2022/5/19
2019年9月11日現在 自治体63

 

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