会報 第2号

 平成最後の年も既に3月。間もなく開く桜とともに新しい年号が発表され、名実ともに新時代が始まろうとしています。本町は一早く、昨年5月に有権者の皆さんが選んだ新首長による町政が一年を迎えようとしています。

 昨年12月には、本会報第1号で、誕生した本町の与党は「日本共産党」と「立憲民主党」だとお知らせしました。また「自民党は野党だ」、「道の駅建設費40億円は勝手な計略だった」、「町長の就任所信表明は、町の将来について何もない」など、6月議会までの情報をお届けしました。

 本来、これらのことが東郷町の将来にどのような影響があるか、野党になってしまった自民党系町会議員が危機感を持って積極的に発信すべきなのに、残念なことに相変わらずその発信力は乏しく、我々に伝わってきません。

 それ以後、9月、12月議会があった町長、議員からも目先のことばかりで、町の将来についての夢ある発信は何もありません。夢が有った道の駅も中止が決定されたが、それに代わる町の将来をよりよく発展させる代案が全く示されていません。

何が問題・課題か、みんなで考えよう

共産党と立憲民主党の与党だと何が問題?

人口が減る。税収も減る。財政は大丈夫?

道の駅中止は議員全員賛成だったのは本当?

ららぽーとは? まちの将来は?

給食から牛乳を無くす。そんなことできるの?

問題点と課題を調べよう

1.日本共産党と立憲民主党は何が問題か

 国も県も与党は、自民党だ。国会や県議会の討論を見ていれば、野党側の発言はほぼ与党批判で、先を見通した建設的な議論が少ないことが分かる。この状況で、逆ねじれ現象である日本共産党と立憲民主党が与党の地方自治体は、国と県とのパイプが途絶え明るい未来のある町づくりに支援は期待できない。特に補助金、交付金などの確保が難しくなる。ある近隣自治体に、革新首長時代に町づくりが長く停滞して「失われた〇〇年と言われた自治体」があります。

2.財政は大丈夫か

 人口が減少すれば税収は必ず減る。一方で超高齢化社会と養育・教育など少子化対策で歳出は増える。そのため、財政の健全化、特に増収策と手持ち資金の確保が大変重要になります。手持ち資金の財政調整基金(貯金)は、平成19年度約 5.7億円、30年度見込みは約11.9億円でしたが、この31年度予算に4.5億円を繰り入れると基金(貯金)が急減する。この状況は「黄色信号」で財政破綻の危険ゾーンに近づいている。増収の施策を手当していないので財政運営が危ぶまれます。

3.道の駅中止、議員全員賛成の理由は

 施政方針の冒頭に「中止要望書の採決に議会の全会一致の採決を踏まえ、中止を決断」としているが、道の駅の建設規模や建設方式と費用を見極めもせず、町民に説明責任を果たさず勝手に中止するとは、まさに責任転嫁だ。議員の話では昨年5月の町長選で見直し論がでた時点で国が一歩退き、予定していた国庫支出金約5億円が出ないとの情報を得たので、町単独での建設は財政的に不可能と判断した苦渋の決断とのことだ。それを議会が反対したからと責任転嫁されて、何も反論しない議員は、何を考えているのだろうか。

4.町の将来像が分からない

 最も大切な首長の仕事は、まちの将来像を示すこと。しかし町長は、就任所信表明、年頭挨拶、31年度施政方針と「町の将来像」を示す機会が三度もあったにも関わらず、いつも目先のことばかりで一度も町の将来像について表明していない。首長が10年先、20年先のまちの将来像を示し、その実現のため10か年総合計画をたて、都市計画マスタープランを作って進めるという行政の基本を怠っているのではないか。

5.給食から牛乳を無くせるか

 学校給食法施行令には、「給食には牛乳、パン又は米飯」と明記されている。法令に地方自治体が勝手に違反することは許されない。牛乳についてはいろいろ議論があるが、現状においての廃止論は極めて少数である。町長は与党である立憲民主党議員の持論に乗っかている感がある。栄養面、価格面からいって牛乳に優る代替品があるのだろうか。思い付きでなく関係者が多くの父母としっかり議論して決めなければならない。

6.ららぽーとはどうなっているか

 2月27日にららぽーとの地鎮祭が行われ、同時に3月1日着工して来年9月オープンする計画が発表された。井俣町長は選挙前「ららぽーとは来ない」「三井は土地を値切っている」などと言って明らかに反対姿勢だったが、就任後は「オレがららぽーとをつれてきた」ように公言している。ららぽーとは前町長時代に苦労して誘致したことは、ほとんどの人が知っている。まさに厚顔無恥ぶりを発揮している。最近議員の中に「ららポーター」が出来るようだが、しっかりと進展状況の正しい情報の発信の充実を期待しています。

7.東郷の自民党支部はどうしているか

 支部は、自民党員だった井俣町長が党の方針に逆らって共産党と立憲民主党の支援で当選し、両党が与党になったのに何の情報も発信しない。その選挙の際に、町長を支援した複数の自民党員の処分も明らかでない。最も若松東郷支部長をはじめ一部の幹部は、井俣町長にマインドコントロールされているのではないかと噂されているほどで、全く組織として機能していない状況がうかがえ、組織体制がなっていない。次の選挙が戦えるか心配される。

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